WORK SHOP ARCHIVES
これまでに開催した体験教室の一部を紹介しています。
ご自宅で出来る内容もあるのでぜひご覧ください。
お化けのキャンドルづくり
難易度 ★☆☆
毎年ハロウィンの時期に開催するお化け(ジャック・オー・ランタン)のキャンドルづくりです。
はじめは失敗するかもしれないけど、なれると簡単にできるのでぜひチャレンジしてみて下さいね。
*使う材料と道具*
・ホットプレート
・クッキングシート
・アルミホイル
・クレヨン
・計り
・金属製のカップ
・ヘラ
・割りばし
・竹串(先端がとがった太めのもの)
・つま楊枝
・パラフィン
・マイクロワックス
・ロウソクの芯
などです。
パラフィンなどのキャンドル材料は
がおすすめです。
*注意点*
作業は簡単だけど、ロウソクを溶かすときだけ火傷をしない様注意してください。※ロウソクの材料は引火性なのでガスコンロなどの火では危ないので溶かさないでください。
*作り方*
まずは材料の紹介から
キャンドルの主な材料は【パラフィン】です。
体験教室では溶かしやすい「ペレット」状態のものを使っています。
市販のロウソクを砕いてもOKですが、手間を考えると税量の購入がおススメ。
そして、重要なのが【マイクロワックス】
パラフィンに適量を混ぜ合わせると強度や柔軟性が向上します。
型(例えば紙コップなど)に流して固めるだけならパラフィンだけでも十分ですが、こねたりして形を変えたい場合はマイクロワックスを入れないと「ピキピキ」とキャンドルが割れてしまいます。
これも溶かしやすいように「ペレット」状態のものを購入しましょう。
材料を計量します。
まずパラフィンから。
小さめの「まんじゅう」くらいの大きさのキャンドルのであれば50グラムが適量です。
次にマイクロワックスを足します。
ここではパラフィンの1割、5グラムを足しました。
あんまり入れすぎるとキャンドルがやわらかくなりすぎるので気をつけて~
パラフィンとマイクロワックス計量したら、色付け用のクレヨンを準備します。
絵具でも大丈夫ですが、クレヨンの方が溶かしたパラフィンとは相性が良いみたいです。あと、固形なので計りやすくおススメです。
使う量はちょびっとの1グラム。
パラフィン、マイクロワックス、クレヨンを足して56グラムになりました。
さて、次は材料を溶かしますが、その前に溶かした材料を流す「型」を準備しておきましょう。
型にはクッキングシートを箱状に折り紙したものを使います。
箱の作り方はネット検索で折り紙の方法を調べて下さいネ。
材料を溶かすときはホットプレートを使用します。
パラフィンはすぐに溶けるので、プレートの温度は一番低い温度(100度以下)で十分です。
それ以上の温度は危ないので設定しないで下さい。
プレートを汚さない様にアルミホイルを敷くのを忘れずに!
2~3分でこんな感じで溶けてきます。
放置すると(温め続けて温度を上げすぎるとると)煙が出てしまうので絶対に目を離さないでください。
パラフィンとマイクロワックスが溶けたら割りばしで良くかき混ぜて下さい。
クレヨンが容器の底に沈みやすいので注意して下さい。
カップの中の材料がぜんぶきれいに溶けたら、良くかき混ぜて、クッキングペーパーの型の中に流します。※ホットプレートのスイッチを切るのを忘れずに!
型の中でもクレヨンは底にたまりやすいので割りばしで全体を良くかき混ぜましょう。
表面が固まりだしたら(割りばしにワックスがくっついてくるようになったら)かき混ぜるのをやめて固まるのを待ちましょう。
固まったかの確認はつまようじを刺して。
中から透明な液体が出なくなったらOKです。
完全に固まってしまうとこの後の作業が出来なくなるので、割りばしでかき混ぜをやめたら小まめにチェックしてください。
穴は見えなくなるのでどんどん刺して大丈夫です。
固まったら(つまようじで刺して透明な液体が出てこなくなったら)型を解体しましょう。
ここからはスピードが大事(もたもたしているとドンドン固まっちゃう)なので手順を予め確認して滞りなく!
端っこはカリカリに固まっているので取り除きます。
ヘラで切り取るように取り除いて下さい。
急いで急いで!
端っこを切り取ったら、同じヘラで「角」を折りたたむようにして丸めていきます。
こんな感じ。
丸めたお団子はそのままの向き(折口が上になるように)でビニール袋の中に入れます。
ビニール袋の口を絞って「テルテル坊主」をつくります。
テルテル坊主をつくったら、首の部分をしっかり持ちながら、丸い頭の部分の「側面」を親指と人差し指で「ギュッ」と握りつぶしてください。自然に「かぼちゃ」っぽい形が出来ると思います。
※この時にビニール袋に入れないで作業するとまだ固まっていないパラフィンが流れ出すことがあって少し危ないです。必ずビニール袋に入れて作業してください。
側面をにぎったら、今度は頭の上の部分を親指でギュッとつぶしてかぼちゃの「ヘタ」の部分の形を作ります。(最後にロウソクのヒモが出る部分です)
かぼちゃのシルエットが出来たら「シワ」を彫ります。
ヘラの先を頭の部分に差し込んで下に向かってヘラを倒すようにして1本ずつ彫り込んでいきましょう。
こんな感じ。
5本くらいがちょうどいいかも。
あんまり本数が多いと(シワが多いと)あとで顔を彫る部分がなくなってしまい困るかも(^^;
シワを彫ったら、もう一度全体のシルエットを整えてビニール袋から出しましょう。
こんな感じです。
形ができたらいよいよ「顔」を彫っていきましょう。
まずは「目」と「鼻」から。
つまようじを刺して「穴」をあける感じで彫ります。
つまようじは深くさしてから「グリグリッ」とこじってなるべく「深く大きめ」の穴をあけて下さい。
パラフィンはどんどん固くなってくるので、躊躇なくどんどん作業をすすめていきましょう!
あんまり悩まずに大胆に彫った方が面白い作品ができますよ(^^♪
目と鼻ができたら「口」を彫ります。
口の両脇につまようじで印の穴をあけて、その間をつなぐようにヘラで切れ込みを入れます。
これもできるだけ大きなお口にした方がよいです。
口を横に開いたら「縦」に切れ込みを入れて「歯」を表現します。
歯のあるなしはお好みですが、あったほうがより「お化け」っぽい感じが出るのでおススメです。
ヘラで切り込みを入れたら「竹串」で線を太くしましょう。
いっしょに鼻や目の形も調整します。
こんな感じ!
お化けっぽいですね~。あとちょっとで完成です!
最後にキャンドル芯を通します。
ヒモが抜けてしまわない様に片方に結び(2度ほど型結びしてください)をつくってください。
「タコ紐」などでも代用はできますが、火を灯すなら専用の芯を用意した方が火の着きが良好です。
芯を通す穴をつまようじで開けます。
頭の方からお尻に向かって真っすぐあけてください。
紐は逆にお尻の方から通します。
先ほどつくった結び目がお尻の方にくるようにしてください。
通しにくい場合はつまようじで穴を広げて下さいネ。
完成!!
でもいいのですが、もうひと手間(^^;
このままだと穴を開けたところや切り込んだところが「そのまま」なので「コーティング」をして仕上げます。
コーティングすると「割れ」防止にもなり、完成度もグッと高まり、普通にお店で売っているくらいな感じになりますよ(^^♪
コーティングはキャンドルをつくった材料と同じものを溶かした容器の中に作ったキャンドルを沈めて(ディップして)行います。
ディップは一瞬(1秒以内)で大丈夫。
1秒以上つけるとキャンドル本体が溶けて容器の中に落っこちてしまいます(´;ω;`)
ディップ用のパラフィンは結構多めに必要なので、型から外した時に出たクズなどを捨てずにとっておいて溶かすとよいですよ。
コーティングすると目や鼻が埋まってしまうので、再度、つまようじで調整しましょう。
できあがりー!!
写真だとちょっと違いが分かりませんね(^^;
キャンドルはちょっとやわらかめなので陽の当たるあたる窓辺などに置くととけてしまいます。涼しい場所に飾って上げて下さいネ。