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招き猫づくり​

難易度 ★★☆

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石膏でオリジナルの「招き猫」をつくるワークショップです。

特製の「ネコ型」に石膏を流して好きな色で絵付けをしたら出来上がり。願いを込めて贈り物にも最適です(^^♪

*使う材料と道具*

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・石膏(工作や図工用で十分)

・鈴と紐(鈴は手芸屋さんで手に入ります)

・絵具(耐水性のアクリル絵の具がおすすめ、他にパレットも)
・細い筆(絵付け用、ナイロン筆がおすすめ)

・竹べら(太めの串や割りばしでも可)
・プラカップ(大きめで柔らかい素材のもの)

・計り(石膏と水の計量用です。デジタルでも可)

・ぞうきん(机が汚れない様に新聞紙などもあるとよいかも)

・シリコン型(お菓子用のシリコン型などもつかえます)

他にも

・硫酸加里(石膏の硬化促進剤。園芸用のカリウムです)

・カラーチョーク(石膏に色を付けたいときに)

・乳鉢(チョークやカリウムを細かくするのに使います)

​・電動ドリル(首輪を通すときの穴あけなど)

などがあると便利です。

*注意点*

石膏は舞いやすいので「新聞紙」をひいたり「マスク」をしたり準備をしてから作業をして下さい。

あと、石膏で汚れた道具はそのままシンクで洗わない様に!石膏を大量に流してしまうと排水管が詰まってしまいます。

石膏は必ずしっかり固めてから燃えないごみで捨てましょう。

道具を洗う場合は水を張ったバケツで洗い、石膏をしっかり沈殿させてから水を捨てましょう。

​​

*作り方*

まずは石膏と水を量りましょう。

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石膏に対して水は少なめにするのが基本です。

今回は石膏70gに対して水は60ccにしました。

【色付け用のカラーチョークや硬化促進剤(カリウム)を入れる場合は計量時に一緒に混ぜておきましょう。※チョークは小さじ半分、カリウムは一つまみまでが適量です。】

​水も量ります。

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水は計量カップで計ったら別の大きなカップに移しましょう。

(後でこの水の中に石膏を入れていきます)

石膏専用のゴム容器もありますが、今回はペンキ用の柔らかいプラカップを使いました。

容器は必ず「やわらかい」容器を使って下さい。

固い容器(プラスチックや陶器)でやると石膏が剥がしにくく片付けがとっても大変です( ゚Д゚)

使い捨ての紙コップなどでも良いですが、なるべく口が広いカップの方が作業しやすいのでお勧めです。

さて、

石膏と水の計量が終わったら、石膏を水の中に投入して混ぜます。

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この時、石膏が舞いやすいので、できればマスクをしてなるべく優しく入れていきましょう。

 

【館内のワークショップでは、石膏が舞わない様に、石膏の中に水を入れてる方法で実施することもあります。ただ、上手く混ぜないとダマになりやすいので、基本的に「水の中に石膏を少しずつ入れる」方法がおススメです】

​水の中に石膏を少しずつふりかけるように入れていきましょう。

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​石膏がきちんと水の中に沈むように、ちょっとずつ休憩しながら丁寧に入れていくのがコツです。

ドバっ!といれると石膏がダマになってきれいに固まりません。

粉も舞ってしまいますよ。(>_<)

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必ず全部入れてください。

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全ての石膏が水の中に沈むのを待ちます。

なかなか石膏が沈まない場合はカップを優しくたたいて水の上に浮いている石膏を全部沈ませてください。

【石膏が水の上に浮いている状態で混ぜると「ダマ」になってしまいきれいに石膏が固まりません】​

石膏が完全に水の中に沈んだら竹ヘラや割りばしなどの棒でやさしくかき混ぜましょう。

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この時に泡立てない様に注意して下さい。

​泡が入ってしまうと石膏に空洞が出来てしまいきれいな型がとれません。

【水と粉が完全に混ざった液体の状態を「スラリー」と呼びます。

健康診断の時に飲むバリウムみたいな感じす(^^;】

石膏と水が完全に混ざり「スラリー」状態になったら「ネコ型」に石膏を流しましょう。

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型に流す前に型の状態を確認します。

 

今回は割り型(型を外すときにパカッと外せる型)なので、型にズレがないか(しっかり合わさっているか)、中にゴミなどが入っていないを確認します。

ただ、モタモタしていると石膏が固まってしまうので、石膏と水を混ぜる前に確認しておくのが良いかもしれません。

【ネコ型はオリジナルですが、100円ショップなどで売っているお菓子用のシリコン型も使えますよ。最近は氷用の型もキャラクターなど色々なものが売られているのでおもしろいかも(^^♪】

さて、

​準備ができたら石膏を流していきましょう!

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ダバダバ、ダバダバ、

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こぼさない様に気をつけて、型から表面張力で少し盛り上がるくらいの量を流します。

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こんな感じ。

石膏は固まると目方が減るので多めに入れておきましよう。

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アワや型の隙間に入った空気を抜くためにトントンと型をやさしくたたきましょう。(あんまり強くたたくと型に隙間が出来て石膏が漏れるので注意!)

この作業を専門用語で脱泡(だっぽう)といいます。

精密な型取りをするときは「真空脱泡機」と呼ばれる専用の機械があるほど意外と重要な作業。

​10秒くらいはたたいてください。中に泡が入っている場合はぷくっと浮き上がってくるはずです。

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表面がつるっときれいになったら、しばらく(30分~1時間程度)固まるのを待ちましょう。

【1時間も待てない!という場合は「硫酸カリウム」を粒子状にして石膏に混ぜると硬化促進剤になります。ただ、乳鉢などでかなり細かくすり潰さないといけない事と、とっても早く固まってしまうので、はじめての方にはお勧めしません】​

石膏が固まったのを確認してたらシリコン型を解体します。

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​オリジナルネコ型は紙コップを型の固定具替わりにしているのでコップからシリコン型を引き抜きます。

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こんな感じ。

石膏の量が液体の時より少し減っていますね。

さて、

いよいよ、型を外します。緊張する~

シリコン型はゴムの様にやわらかいので、ゆっくり、少しづつ、剥がすように型を外します。

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むむむ。

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​きれいにとれました!(^^)!

反対側も、、、、​

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慎重に、慎重に、、、、

ぱかっ!

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無事取れました!!

よかったー!(^^)!

​石膏のネコが出来たらヘラで形を整えましょう。

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石膏の流し口(ネコの足元)と

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シリコン型の割れ目(ネコの側面)

「バリ」と呼ばれるでっぱりが出ているのでヘラで削るように整えます。

表面がきれいになったら絵付けをしましょう。

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絵付けは自由です。

好きな色で顔や模様を描いてください。

​絵具は耐水性の「アクリル絵の具」がおススメ。

手に絵具が付かない様に慎重に、

​筆は細いナイロン筆がコシがつよくておススメです。

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最後に首輪を通す穴を開けます。

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​電動工具を使う場合はケガに気をつけて、

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​鈴をつけた紐を通して、

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出来上がり!

​石膏は完全に乾くまで1週間くらいはかかるので、風通しの良いところで飾って上げてくださいね。

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