Hiroko Nakajima
中島 裕子
身近な既製品やファウンド・オブジェを用いた立体作品を中心に制作しています。モノを本来の機能やコンテクストから切り離すことで新しい言語を構築し、言葉だけでは捉えきれない人間の内的世界の表現を試みます。近年は、こうした立体作品に詩を組み合わせることで、人と人との関わり合いやそこに生じる微細な心の動きを描こうとしています。
I mainly create three-dimensional works using familiar ready-made products and found objects. By detaching objects from their original functions and contexts, I attempt to construct a new language and express the inner world of human beings that cannot be fully captured by words alone. In recent years, by incorporating poetry into these three-dimensional works, I try to depict the interactions between individuals and the subtle emotional movements that arise in the interactions.
中島 裕子
1980年東京生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て2010年に美術留学のため渡欧。2012年、スウェーデン王立芸術工芸大学学士課程(現代ジュエリー)修了。2016年、ロンドン大学スレード校修士課程(彫刻)修了。作家として活動する傍ら、ワークショップの開催や東京藝術大学大学院GAP専攻グローバルアート共同プロジェクトのチューター、美術翻訳家としても活動中。
主な展示歴
2023年「一対の肺」中之条ビエンナーレ2023、群馬
2022年「そのうちマイルストーン」NORA HAIR SALON、東京
「Making poetry with solid objects それは、つまり物を以って詩を作ることである」駒込倉庫Komagome SOKO、東京
2021年「SICF22(第22 回スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)」スパイラル、東京
「The thing is」キングスゲート・プロジェクト・スペース、ロンドン
2020年「金継ぎ: Memory of a Moment」旧平櫛田中アトリエ、東京
作品解説の動画はこちらからご覧になれます。